2017年02月07日

made in japan ストラトキャスターについて

made in japan ストラトキャスターについて


突然ですが、ボクは made in japan のストラトキャスターが大好きです。

当たり前のはなし、世の中にあふれる全ての物への好き嫌いは人それぞれ。音楽やストラトキャスターについての好き嫌いも勿論人それぞれ。このストラトは好きだけど、このストラトは嫌い、とか。同じストラトキャスターでも音は全然違います。

ボクはfender japan 製のストラトキャスターは好きではない(これも突然ですが)
良いなと思う個体に出会っていないとも言う。それを言い出したらキリがないんだろうけど。。。
具体的にどんなストラトが好きで、嫌いなのか、いきなりですが、思いっきり私感を述べていきたいと思います!!


made in japan のストラトキャスター、特にジャパンヴィンテージと呼ばれているものがボクは好きです。
ストラトキャスターはfender の機種。なので、fender 以外のストラトキャスターは『ストラトキャスタータイプ』のギターという事になります。
そのストラトキャスタータイプのギターをつくってきたメーカーが、tokai、greco、fernandes、aria pro…などなど。

60年代~80年代初頭まで、国内の各ブランドがしのぎを削って、fender やgibson に追いつけ追い越せとクオリティーの高いギターをつくっていた(コピー製品です)。
今となってはgreco はfender japan に(正確に言うと、fender は近年、greco=神田商会とのライセンス契約を終えた。つまり、もう fender japan で新しくギターが生産されないのだ!!)fernandes やaria なんて、ヴィジュアル系やなんかよくわからないギターを(失礼な事言っております。申し訳ない)出している印象しかなかった。

しかし!!!

前述した60年代~80年代初頭にかけてつくられたジャパンビンテージと呼ばれるギター達は、素晴らしいものばかりなのだっ!!!!!

まずは、tokai のST-80(上の画像参照)

tokai のSTシリーズは100が上位機種ですが、巷ではST-80のほうが人気が高い。このSTシリーズはジャパンヴィンテージ史上最高の機種とも言われている(諸説あり)
STシリーズについて(ボクも何回読んだかわからないくらい読んだ)サイトがこちら↓非常に参考になった。

http://ameblo.jp/m-blues/entry-10114015764.html

そう言うボクも現在、tokai STをメインに使っている↓

made in japan ストラトキャスターについて



ヴィンテージでは無く、現行品。オーダー品。ネオヴィンテージサウンド、と担当者は言っていました。ピックアップはどれを載せているかは内緒ですが、担当者が言っていたネオヴィンテージってのも、なるほどな、と思えるようなヴィンテージライクなサウンドです。購入して3年程ですが、最近は生弾きしていると、ずっと弾いときたくなるくらい気持ちよく鳴ってます。粒のそろった繊細な音がしてます。
いつか、ST-80も弾いてみたいものです。


そして、greco SE 800。

made in japan ストラトキャスターについて



greco のSEも上位機種は1200だが、これも800のほうが人気が高い。価格も影響していると思う。
greco についてもいろんなサイトで紹介されていますが、当時のカタログを集めたサイトをここでは貼っておきます↓

http://psyco.jp/greco/cata.html

the you のVo/Gt のイレイさんもgreco se 600?を使っている。ボクはイレイさんのgreco se のサウンドを聴いて、ヴィンテージギターの良さに気付かされたんです!!!!!



この曲の冒頭部、澄みきったコードの音色!!!これが greco se の音なんや!!!!!

ボクも greco se700 という機種を所有した事がありましたが、訳あって現在は所有していません。枯れた良い音がしてました。
そしてこの時、ネックのシェイプについての知識が無く、今となっては後悔しているのですが、おそらくVシェイプかUシェイプのネックだったと思います。これまでに体感した事が無い、非常に握りやすいネックでした。ボクにはVかUがしっくりくるようです。

made in japan ストラトキャスターについて



tokai 、greco のマニアックなサイトを参照して頂いた上で、ボクがどんなストラトが好きなのかまとめると、、、

・アルダー(またはセン)ボディー(2ピースか1ピース)+メイプルワンピースのネック(VかUシェイプ)
・ピックアップは出力が低く、枯れていて繊細な音のするもの

が好きです。

ストラトはどのギターより音が細い。その音色もすごく好き。
細い音は太く出来るけど、太い音は細く出来ない、と思い込んでいます 笑
それから万能。そういうとこが良いなと思ってるから、ボクはストラトを使っている。


勿論、他のギターをディスってるわけではない。ボクもこれまでムスタング、ジャズマス、テレキャスと言ったギターを使ってきて、それぞれの機種の良さは分かっているつもり(テレキャスはまだ使っている)ギブソンのレスポールやES330も使ってみたい(あ、買いませんよ!!嫁さんにキルされる!!)


そして、ここからが超私感的な意見。

60年代から80年代初頭にかけて、日本の各メーカーがギター造りのクオリティーを高めていくなか、ついに fender(USA)がお怒り?になりました。
fender USA のヴィンテージギターをボクは弾いた事は無いのですが、神ギターである事は世界中の誰もが知っている。レオフェンダーはまさに神。
そのUSAヴィンテージギターのクオリティーに日本製のギターはどんどん近づいてきていた。しかも安い。fender USAは危機を感じたんじゃないかな?と思います。
fender japan=神田商会はfender USAから正式に許可をもらい、fender 社製品をつくれる事になった。
そこから、これまで質を高めながら、コピーではありますが、良質なギターをつくってきた各メーカーが窮地に追い込まれる事になった。国内でのヴィンテージサウンド追及は衰退していった。アンプもそのようですが、太い音、ハイゲイン化していきました。時代ですね。

ブランドのネームバリューもあり、量産されるようになったギター。それが全て悪いとは言えないけど、良い時代の、良いギターに触れる機会が、ボクにはあったから、そのネームバリュー、ブランドに拘らず、偏見なく、ギターを選ぶ事が出来るようになった。
お金が無いから fender USAを買えないだけであって、安くて良いギターは無いかな~?と探しているうちに、ジャパンヴィンテージに行きついた、という説もある 笑

ヴィンテージサウンドへの追及が衰退していった、と書きましたが、今でも、ヴィンテージサウンドを追求し、最高のギターをつくっている国内メーカーや、ビルダーはたくさんいます(たくさんいるはずなので調べて載せたりはしません)

と、まあ長ったらしい話になったが、いつか機会があったら書きたいなと思っていて、今回やっと書けた。
もっと書こうと思えば書けますが、めんどくさいのでもう止めます。


以上終わり!!!







Posted by s,nagata at 17:29│Comments(0)
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